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稀見理都(きみりと)とは?日本唯一のエロマンガ研究家を徹底解説

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エロマンガ読んでますか?

こんにちは!エロマンガ島管理人のエロ仙人です (@eromangaIsland_)

エロマンガが好きな人でも、稀見理都先生を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか?

エロ仙人
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バキ童の動画で稀見先生を知った人が多いのではないでしょうか。自分もその1人です。

エロマンガ好きなら、作品やエロマンガ家だけでなく、エロマンガを研究している人やエロマンガを出版している出版社など、エロマンガを中心としたエコシステムを理解しておくと良いでしょう。

この記事では、そんなエコシステムの一端を担うエロマンガ研究家の稀見理都先生をご紹介します。

この記事を通して先生に興味を持った方は、ぜひ先生の著書「エロマンガ表現史」を購入したり、先生のXアカウントをフォローしてください。

いつも何気なく読んでいるエロマンガをより楽しめるようになること間違いなしです。

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プロフィール

稀見理都(きみりと)は、日本で唯一のエロマンガ研究家です。

研究家といっても、どこかの大学や組織に所属しているわけではなく、個人でエロマンガを研究しています。

稀見氏の本職はITシステムエンジニアで、仕事のかたわらエロマンガの研究をしたり、記事を書いたり、本を出版したりしています。また、稀見氏は日本マンガ学会 (JSSCC) の会員でもあります。

Crunchyrollのインタービュー記事によると、稀見氏は国内で最も多くのエロマンガ雑誌を所有しているだろうと述べ、アーカイブしたデジタル資料は20テラバイトを優に超えるデータ量になっていると述べていました。

アーカイブデジタル資料は更に増えて27テラバイトになっているのだとか。


稀見氏のエロマンガとの出会いは、当時住んでいた家の裏にあった竹やぶに偶然捨てられていたエロマンガ雑誌でした。

捨てられているエロ本は、今となってはほとんど見かけることはありませんが(少なくとも僕はみかけたことがありません)、当時その竹やぶには、毎週最新号のエロマンガ雑誌が捨てられていたそうです。

稀見氏が初めてエロマンガを買ったのは中学3年生のときです。その当時はまだ18禁マーク(成年コミックマーク)というものは存在していなかったので、エロマンガを未成年に売るか売らないかは店員の判断に委ねられていたようです。

そこで稀見氏は自分なりに購入プロセスをシミュレーションして、店員から指摘されたときの言い訳や、かわし方を何度も考えて実行(エロマンガの購入)しました。

このときからエロマンガへの探究心の強さが読み取れますね。

名前稀見 理都(きみ りと)*本名かは不明
ペンネーム棋見 理と(同じ読みで、将棋マンガ家を名乗る際の名前)*2
年齢不明(50歳以上*1
性別男性
所在地神奈川県横浜市*2
出身大学横浜市立大学文理学部物理学科理論物理専攻(SF研究会所属、会長)*3
職業フリーランスプログラマー*4
美少女コミック研究家*5
ITシステムエンジニア*6
将棋マンガ研究家*7
インタビュアー*8
デザイナー*9
ライター*10
所属学会日本マンガ学会、漫画家学会*3
得意ジャンルフタナリ、メガネ委員長*3

*1. X(旧Twitter)の投稿より
*2. 2023/11/21現在。X(旧Twitter)のプロフィールより

*3. X(旧Twitter)のリプライより
*4. えろまんがけんきゅう(仮)プロフィールより
*5. 著書「エロマンガ表現史」より
*6. Cruhchyrollのインタビュー記事より
*7. 2023/11/21現在。X(旧Twitter)のプロフィールより
*8. 著書「エロマンガ表現史」より
*9. Amazon著者ページより
*10. 著書「エロマンガ表現史」より

主な著書

稀見氏は次の2冊の本を出版しました。

  • エロマンガ表現史
  • エロマンガノゲンバ

「エロマンガ表現史」は英翻訳版も出版され、日本のみならず海外でも人気の1冊です。

エロマンガの歴史的背景や表現に興味がある人は、永山薫氏の『エロマンガ・スタディーズ 「快楽装置」としての漫画入門』も併せて読むことを推奨します。

「エロマンガノゲンバ」は、C87(2014年冬コミ)で販売された同人誌「エロマンガノゲンバ Vol.10」に4本の新規インタビューを加え商業出版した書籍です。

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各種SNSへのリンク

稀見理都のココがすごい

1. 日本で唯一のエロマンガ研究家

稀見氏は、日本で唯一「エロマンガ研究家」を名乗っている研究者です。

稀見氏はもともと研究者肌で、研究や統計が昔から好きだったとバキ童の動画で語っていました。大学では理系の学科(理学科)を専攻していたとも語られています。

エロマンガは趣味でコレクションしており、この研究者肌と趣味のエロマンガのコレクションという2つの要素が融合した結果、日本で唯一のエロマンガ研究家が生まれたというわけです。

2. エロマンガを1万冊以上読んだ

稀見氏がバキ童チャンネルの動画に出演した際、「1万冊読んでる人そういないですよ」と発言しており*、稀見氏が大量のエロマンガを読んできたことが読み取れます。

1万冊はすべて購入したもの、1冊1,000円と仮定すると、

10,000(冊) x 1,000(円) = 10,000,000(円)

となり、なんとこれまでに1,000万円近くエロマンガに費やしたと推察されます。

稀見氏のエロマンガへの探究心がひしひしと伝わってきます。

*バキ童チャンネル「【秘蔵資料】真面目にエ●漫画を研究する博士に話をきいてみた【教養】」より

3. 数多くの著名なエロマンガ家にインタビューをしている

稀見氏の著書は「エロマンガ表現史」以外に「エロマンガノゲンバ」を出版しています。

「エロマンガノゲンバ」はもともと2008年から2015年にかけて発行されてきた同人誌です。

この「エロマンガノゲンバ」は、C87(2014年冬コミ)で販売された同人誌「エロマンガノゲンバ Vol.10」に4本の新規インタビューを加え商業出版した書籍で、商業版「エロマンガノゲンバ」では、29人(28人のマンガ家と1人のハガキ職人)のインタビューが掲載されています。

実は、インタビュイーはこの29人にとどまりません。同人版「エロマンガノゲンバ」を含めると、稀見氏は実に多くのエロマンガ家とインタビューを実施しました。

驚くことに、僕の推しのマンガ家であり、アニメ「【推しの子】」の作画を担当している横槍メンゴ先生もインタビューに登場しています。

横槍メンゴ先生とのインタビューは「エロマンガノゲンバ マンガ図書館Z版 9」で読むことができるので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

4. 著書が海外でも大人気

稀見氏の著書「エロマンガ表現史」は英語翻訳版も出版されており、日本のみならず海外でも高く評価されています。

事実、エロマンガ表現史(翻訳版タイトル “The History of Hentai Manga: An Expressionist Examination of EroManga”)のAmazon上での評価は143個の評価で星4.6個を獲得しています。

この翻訳版の評価は、日本のAmazonでの90個の評価で星4.3より高評価であり、著書の海外人気が如実に現れていると言えます。

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5. アニメエキスポ2015にゲスト招待された

稀見氏は2015年7月1日から4日にロサンゼルス コンベンションセンターで開催された、北米最大のアニメイベント「アニメ エキスポ 2015」に「Hentai Specialist」としてゲスト招待されました。

稀見氏の講演は、アメリカのエロマンガファンに日本のエロマンガのトレンドや歴史を紹介するという内容でした。エロマンガ家ではない稀見氏の予想に反し、会場は朝から満員という人気っぷり。

エロマンガが日本のみならず、もっと海外で人気になってくれるとうれしいですね。

Crunchyrollのインタビュー内容

2022年1月14日に、稀見氏とCrunchyroll(アメリカの定額制VODストリーミングサービス)のインタビュー記事が投稿されました。

次のような質問内容でインタビューが行われていますので、稀見氏の回答が気になる方は記事を閲覧してみてください。

日本のネットワークからはアクセスできないので、VPNなどを利用してアクセスする必要があります。

  • 読者のみなさんに、ご自身と著書「エロマンガ表現史」を紹介していただけますか?
  • 学問としてのエロマンガに興味を持ったきっかけは何だったのですか?
  • あなたは序文で、メインストリームのマンガに関する批評的な文章が大量にあること、そしてエロマンガに関するそのような文章がないことについて書いていますね。研究者として、エロマンガを遠ざけるような外部からの圧力は感じませんでしたか?
  • 一般的な年代順の歴史調査ではなく、「表現」によって本の章立てを構成したのはなぜですか?
  • この調査を実行し、まとめていく中で、最も驚いたことは何ですか?
  • あなたはエロマンガが日本の過去の芸術表現(北斎の春画など)だけでなく、グラビア雑誌のような西洋のメディアにも影響を受けていることをたどっています。エロマンガのユニークな文化的融合について教えてください。
  • あなたは、エロマンガが検閲と常に綱引きをしてきたこと、クリエイターが時にその規制を利用して(触手プレイの出現のように)新しい表現形式を発明してきたことについて書いています。検閲や規制の圧力がなかったら、エロマンガは新しい表現方法を生み出すことができなかったと思いますか?
  • アニメや漫画が欧米で人気を博すにつれ、それらを配給する会社は、このメディアに主流派の正当性をもたらそうとする方法として、コンテンツのエロティックな側面を軽視する傾向があります。メインストリームのアニメ・マンガとエロアニメ・マンガの間に厳格な境界線を引こうとするのではなく、二元論的でない見方をすることは有益だと思いますか?
  • エロティックなコンテンツはあらゆる文化で作られていますが、HENTAIは世界的に認知された言葉になっています。エロマンガの何が世界の人々を深くひきつけるのだと思いますか?
  • あなたの本を読みたいと思っている欧米のエロマンガファンに一言お願いします。
https://twitter.com/Crunchyroll/status/1482082292725997569

バキ童チャンネルに出演

稀見氏はバキバキ童貞ことぐんぴぃさんの動画に出演しています。

動画内では、日本初のエロマンガ専門誌「漫画エロトピア」の創刊号や「COMIC快楽天」の創刊号、「漫画アクションピザッツ」の創刊号など、歴史的に貴重な資料が登場します。

エロマンガ研究家の稀見氏と、いちエロマンガファンのぐんぴぃ氏が対談するこの動画は、2人のトークのおもしろさだけでなく、エロマンガに対する教養を深めることができる内容になっているので、まだ見ていない方はぜひご覧になってみてください。

まとめ

この記事ではエロマンガ研究家の稀見理都先生のプロフィールや活動内容を紹介しました。

エロへの規制が厳しい世の中ですが、エロマンガ文化を火を絶やさないために、エロマンガ島は稀見氏の活動を応援しています。

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